motion pictures vol.1

最近心に残ったDVD。


「永遠の僕たち」(2011年米、ガス・ヴァン・サント)。

ガス・ヴァン・サントらしいナイーヴな雰囲気。
ガスといえば、王子。
王子系映画(美少年が主人公の物語が多い、ってことね)。
これまで主演を飾った王子達を眺めると、
リバー・フェニックス(マイ・プライベート・アイダホ)、
マット・ディロン(ドラッグ・ストア・カウボーイ)、
マット・デイモン(グッド・ウィル・ハンティング)、、、。
本作の王子は、故デニス・ホッパーの一人息子、
ヘンリー・ホッパー。
ストーリーも演出もしっかりしてて、
さすがに完成度高し。
ラストシーンにグッときました。





「詩人、愛の告白」(2012年仏、シルヴィ・ヴェレイド)。

19世紀のフランスを舞台にした、セレブのスキャンダルを
淡々と描いた作品。
ゆえに、ピーター・ドハーティーありきの作品なのかも。
愛憎関係の描写が淡白なだけに、
かえってクールな雰囲気でまとまってると思いました。
田園の朝靄シーンなども奇麗です。
しかし。
それにしても、ピー太郎。
いくらなんでも、演技ヘタレすぎやしないかね、、、。
ヒロイン役のシャルロット・ゲンズブールは、
作品に対して良い印象を持っていないらしいが、
なんかわかるような気が。
ときに、最近、ヴィンテージのシャンデリア等、
19世紀系のインテリアが気になります。



「軽蔑」(1963年仏、ジャン・リュック・ゴダール)。

ゴダールといえば。
全編にわたって散りばめられるスカーレットレッド
セルリアンブルー、マスタードイエロー。
完璧に脳が刺激されます。
そして、女とアルファロメオと拳銃。
それだけで十分にカッコよいのです。
意味なんて、どうでもよい。
007だって、意味なんてないじゃないか。
さて、気になる本作のミューズは、ブリジット・バルドー
キマりすぎの1963年制作作品。