summer days

kitame2006-08-07

時として、一夏の旅や体験が人を大人に成長させるモノです☆
いよいよ猛暑がやって参りましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
今回は夏の旅をテーマにした映画の紹介です。
まずは、


天国の口、終わりの楽園。」
2001年/メキシコ
監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
主演 : ガエル・ガルシア・ベルナル


二人の少年が一人の女性との旅を通じて、青年へと成長していくロード・ムーヴィー。
メキシコの自然、海がとっても美しく描かれていて、素敵。
青春につきものの喪失感が何とも言えず素晴らしい!
きっと、多くの人々が、こんな喪失感を覚えた経験があるんじゃないのかな?


次は、
冒険者たち」
1967年/フランス
監督 : ロベール・アンリコ
主演 : アラン・ドロン


飛行クラブのインストラクターで、パイロットのマヌー、元レーサーでエンジニアのローラン、前衛芸術家の卵レティシアの、三人の奇妙な友情で結ばれた聖三角関係。
彼らはアフリカはコンゴ沖に眠る、と言われる財宝を探しに出掛けるが、、、。
映画音楽界の巨匠、フランソワード・ルーベのスコアも然ることながら、
クライマックスの映像は誰が観ても心に残るであろう、
映画史上屈指の名場面です。


この二本に関して言えば、テーマこそ違えど、旅の始まりの高揚感と、旅の終わりの喪失感がとっても切ないくらいに
胸に響くのです。人生って、経験によって得られるモノもあるかも知れないけど、それよりも、失っていくモノの方が
多いんじゃないか?
そんなセンチメンタルな気にさせられます☆
ぜひ近所のレンタル屋で借りてみて下さい。