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東京地裁刑事部第718号法廷にて
裁判員裁判を傍聴する。


私は、裁判員裁判の傍聴は初めてでして。
わくわく。
事案は強制わいせつ致傷罪。
新件なので、今日は冒頭手続から。
冒頭手続というのは、
被告人が人違いではないことを確認したり、
検察官が起訴状を朗読したりする
手続のことです。


さて、本件で、被告人は、
犯罪事実を自認しているため、
争点は量刑に絞られておりました。
量刑とは、読んで字のごとく、
被告人にふさわしい刑の種類や重さのことです。
検察側(女性2名、男性1名)は、
いかに被告人の犯行態様が悪質であるかを
裁判官席に向けてつらつら立証していきます。


これに対して、弁護側(男性2名)は、
被告人は、とても反省してます的なことを
つらつらと主張していきます。
反省文を便せん20枚分書いた、
とか主張したりしていて、
ちょっと微笑ましかった。


途中、休憩なども挟みつつ、
雰囲気は、結構ゆるやかです。
検察官も弁護士も、喋りが非常にゆっくりだし。



それにしても、職業裁判官3名と、
国民から選ばれし裁判員6名(みなさん真面目そう笑。)。
総勢9名が、壇上の裁判官席に鎮座する絵図は、
圧巻でした。