さよなら渓谷


レイトショーなんて何年ぶりだろうか。
深夜のみなとみらい地区は、人通りもなく、整然としており、
まさに未来都市の様相。


さて、大森作品です。
憎しみと愛という対極の感情に翻弄される女の話。
現実離れしたストーリーなだけに、最初のうちは
登場人物に対して感情移入できなかったのですが、
観終わってからグッとくる感じでしょうか。


生きるということは、幸せをつかむこと。
女が渓谷を去ったのは、それしか選択の余地がなかったから。
そうすることが、幸せをつかむためのただ一つの途だったから。


悲しき宿命。
のようにみえつつ、実は、それが始まりなのでしょう。