本の話

文学の紹介。
森茉莉の「私の美の世界」(新潮文庫)を読んだ。
彼女は、巨匠森鴎外の娘で、元々、貴族の人らしいのですが、
人生の最後の方は、何をどう間違ったのかルンペンらしいんです。
とにかく、女性らしい、何でも無いような些細な事に対する
かわいらしい洞察力が素晴らしいね。
太宰治の「女生徒」もそうだけど、最近の女の子には
ぜひ読んでほしいなぁ、と思う。
乙女ならではの、ワクワクするようなこだわり、っていうの?そういうのを身につけてほしいですね。


かく言う俺は、前世はきっと乙女であったに違いないな、なんて思う今日この頃です。